こんにちは、ことりです。
なんだか最近急に寒くなってきましたね。
気が付けば11月も終わり、年末もすぐそこ…。
今日は「ショップカードができるまで」の3回目をお届けします。
リパドゥがショップカードの制作をお願いしている世田谷福祉作業所さん「しあわ世のもりあわせ」さん。そこで作られる紙と活版印刷には、実は東北とのつながりがあるのです。
宮城県は南三陸の生活介護事業所「のぞみ福祉作業所」さん。
こちらで作られているのが「NOZOMI paper🄬」です。
東日本大震災で被災した、のぞみ福祉作業所さんは、2011年5月にプレハブの仮設住宅で活動を再開し、世田谷ライオンズクラブさんから寄贈を受けた紙漉きの機械で手漉き紙の生産を開始されたとのこと。
その後、ブランディングを行いNOZOMI paperとして紙の販売をおこなっています。
(現在でもオンラインショップでの販売も好評なようで、当初リパドゥものぞみ福祉作業所さんを検討していましたが、売り切れのためどうしようかなと思っていました。)
このNOZOMI paperが大変人気で、生産が追い付かず、同じ紙漉きの機械を持っていた世田谷福祉作業所さんが、紙の生産を始めました。
段ボールや牛乳パック、そして世田谷福祉作業所さんオリジナルの、福祉マガジン「コトノネ」のバックナンバーの紙で作られる紙と、風合いのある活版印刷はとても魅力的です。
リパドゥのショップカードも渡した方たくさんの方に「かっこいい!」「かわいい!」のお声をいただいています。その際には、「福祉作業所さんに頼んでいて、一枚一枚手作業で作っていただいているんです」というお話をさせていただいています。
ほんの小さなことですが、アクセサリーのショップカードから福祉に興味をもって、障害のある方の丁寧なお仕事について知ってくれる人が増えていくといいなと思い、これからもショップカードを作ったときのお話はしていこうと考えています。
現在、ゆっくりと福祉分野の方と次のプロジェクトに取り組み始めました。
福祉作業所さんの利用者さんの得意なことを活かして、無理をせず、継続してできるお仕事になるように、また、リパドゥのお客様に喜んでいただけるような作品を彩るものづくりを模索中です。
ひとりひとりが自分の人生を自分らしい足音で歩いていけますように。
リパドゥロワゾーのブランド名に込められた理念であるこの言葉を、ブランドの仕組みづくり、パートナーづくりでも実践していきたいと思います。
3回にわたる「ショップカードができるまで」お読みいただきありがとうございました。