おはようございます、ことりです。
2025年4月18日(金)-4月20(日)に開催された、
HALI’S Glass Art Studio Spring Exhibitionが無事終了いたしました。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました。

パート・ド・ヴェール技法を駆使した50名の作品が並んだ今回の展示は圧巻でした。
HALI’Sに入ってから初めての工房展だったので、とても楽しみにしていました。
今回、わたしは、「春から初夏を感じる」テーマ作品に「おかえり、春 -2025-」を、
その他作品として、「小鳥の足音」「きこえる」を出品させていただきました。


18日夜のレセプションと、19日に3時間ほど在廊させていただきましたが、
パート・ド・ヴェールと糸の組み合わせは珍しいようで、
みなさん興味深く見てくださっていたのが印象的でした。

今回、初公開の「きこえる」は、パート・ド・ヴェール技法で焼いた石のような枠の中で、
経糸を貼り、セージ染めの絹糸を織っていくという手法でつくっています。
「なんで、きこえるなんですか?」
という質問を何度かいただきました。
こちらの作品は人間の二面性を表現した作品です。
自分から見えている自分と、他者から見えている自分は違うかもしれない。
自分が気づかない輝くものが実は他者の目には映っているのかもしれない。
そんな、自分を映す「鏡」として制作した作品です。
「小鳥の足音」は作家・御咲木ことりの軸となる活動コンセプトを表した作品です。
鳥だってずっと飛んでるわけじゃない。歩く時間も大切なんだ。
伝えたいメッセージが込められた作品です。


そして、おうちのシリーズ「おかえり」は、
今回の出品では大きめサイズに焼いたおうちのガラスに、
春のお花畑をイメージした刺繍をほどこしました。
立体刺繍でつくってお花と芽をつけています。
今回の展示では、工房で一緒に作業していて途中経過は眺めているものの、
完成品を見たことがない工房に通う仲間たちの作品をじっくり見ることができて、
大変刺激をいただきました。
こんな表現もできるのか…!という気づきとともに、
自分だったらどう作るか、これから何をつくっていくかを考えるとても良い機会となりました。
はじめましての方とのおしゃべりも楽しく、ガラス制作に興味をもってくれてやってみたいと言ってくれたり、出品してよかったなと思える出来事がたくさんでした。

搬入・搬出、構成、レセプション、展示在廊までしてくださった
由水先生はじめ、HALI’Sスタッフのみなさんには感謝です。
また、素敵な会場をお貸しいただいた、ギャラリー ル・シェル・ブルーさま、
ありがとうございました。
次のHALI’S展はきっと2年後。それまでに自分がどこまで成長してどんな風に変わっているか。
また、自由が丘の地でみなさまに見ていただけるように、精進したいと思います。
改めて、展覧会に足をお運びいただきまして、誠にありがとうございました!