僕はくらい人間だからとあなたは言った
ほんとうにそうだろうか
たまに見せるくすっと笑う笑顔
大丈夫?の柔らかい声
すべてが優しさに包まれていて
そんなふうには思えない
きこえているよ
あなたのこころの奥底の
美しい色が
だからどんなあなたでも
わたしは受け止める
=オブジェ object
人には二面性があると、ある精神科医が言っていました。
その真意はわたしにはわからないけれど、表と裏の顔があるとしたら
どちらが表でどちらが裏かなんてあるのでしょうか。
人にはいろいろな過去や経験、それによって生まれた感情や考え方があります。
それが生きやすさにつながることも生きづらさになることもある。
でもどんな人だって、目の前の「あなた」のことを、
「わたしが感じるあなた」のことが素敵だなと思えたら、
それでいいのではないでしょうか。
こちらの作品はひとりひとりが自分の現在地を確かめる「鏡」のようなものとして制作しました。
外側の縁となる「僕はこうなんだ」という自分、そして、その内側にある美しい色をした自分。
もしかしたら、自らが思う自分が灰色でも、他の人には他の色に見えているかもしれない。
そして、その外側の色も内側の色も変わり続けるものなのだと思います。
パート・ド・ヴェール技法で焼成したガラスに草木染めの経糸を張り、ガラスの内部で緯糸を通して布を織りあげた作品です=
